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2026年3月1日日曜日

シン・自然観察倶楽部『ツキイチ観察会 2月22日』

『曇天模様の空の下~つぼみのままでゆれながら』な朝。
今日はどれだけの蕾が開花したのか、
と言うか、セツブンソウでしょ?皆さん狙ってるのは…

たまたま、たまのイラストを見つけた


出撃寸前、洗濯物干してたらどんどん青空になっていく。
そうだ、S先生は晴男だった…
気温がどうなるか判らず、綿の長袖Tシャツに、
綿のヤッケを被って行ってみる。
暑がりだから何とかなるっしょ。

途中で名札を忘れたことに気が付く。
取りに帰る。
ギリギリ遅刻…
受け付け始まってるよ、って何この人数…
二桁、いらっしゃいますね…
白い名札、足りないかも。
何が起こっている?


セツブンソウだけでこれだけ来ないだろ?
何がみんなを呼び寄せてるんだ?
大きいお友達11人、小さいお友達2人。
待てよ?
啓蟄過ぎると、カナヘビハンターたちも来るぞ?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

表紙!
これが気になってねぇ


見返し
簡単な状況報告


概要みたいな感じ
嬉しい悲鳴がこだまする


1ページ
今日の主人公


2ページ
馬酔木の花


3ページ
カタクリはまだ眠っている


4ページ
誰かの家になるのかなぁ


5ページ
必死で探した


6ページ
空飛ぶスパゲッティモンスター


7ページ
望遠レンズ忘れた


8ページ
てふてふ1


9ページ
God Save The Queen


10ページ
てふてふ2


11ページ
今年初のはちゅーるい


いつもの案内
そろそろこの文も飽きたな


裏表紙
参加者のお持ち帰り品


午後からの、内輪だけのまったり観察会。
昆虫飛来、爬虫類出現で、
全然まったりできず、
でもネタがいっぱい手に入ったので大満足。

さぁ、来月はいよいよカタクリとショウジョウバカマだ。
カナヘビの情報も流したから、いよいよ奴らがやってくる(笑)

2025年3月7日金曜日

ヤマガラ

ヤマガラ(Sittiparus varius)

分類

スズメ目 シジュウカラ科 ヤマガラ属
学名はSittiparus varius。
日本には複数の亜種が存在し、本土亜種のほか、
台湾亜種、八丈島亜種、屋久島亜種などが知られている。
残念ながら一部の亜種はすでに絶滅している。

食べ物が少ない冬は、確認できるところが絞れるため、
高確率で遭遇できる。
あと、人慣れするうえ、かなり近くまで来ることがあるので、
観察会では結構人気者。
近くで観察できる


豆知識
シジュウカラ科の仲間は世界中に約65種が分布するが、
日本で見られるのはシジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラなど数種に限られる。
同じ科の仲間でも、ヤマガラだけが腹部に鮮やかな橙色を持つため、
野外での識別は比較的容易である。

生態
ヤマガラは雑食性で、昆虫類、クモ類、木の実などを採食する。
特に秋から冬にかけては堅果類(ドングリなど)を好み、
足で押さえて器用に殻を割って中身を食べる行動が観察できる。
最も特徴的な習性は「貯食」である。
秋から冬にかけて、食べ物を地面や樹皮の割れ目に隠し、
後日それを掘り出して食べる。
この行動は冬季の食糧確保戦略として重要であり、
記憶力の高さを示す証拠でもある。

繁殖期は3月から6月で、樹洞に苔や獣毛を敷いた皿状の巣を作る。
一腹卵数は3〜8個、抱卵期間は12〜14日、雛は孵化後18〜20日で巣立つ。
鳴き声は「ツーツー」「ピーピー」「ツィーツィー」「ジュリジュリ」など、
比較的明るく澄んだ声で鳴く。

豆知識
ヤマガラの貯食行動は驚くほど正確で、
数週間後でも隠した場所を思い出すことができる。
これは鳥類の中でも特に優れた空間記憶能力を持つ証拠である。
また、シジュウカラとは混群を形成することが多く、
冬季の森で「ジュクジュク」というシジュウカラの声が聞こえたら、
その近くにヤマガラがいる可能性が高い。

形態の特徴
全長は約13〜14cm、体重は約17gと小型である。
最大の特徴は配色にある。頭部は光沢のある黒色、頬は白色、背中は青灰色、
そして腹部は橙茶色からクリーム色である。
翼には白い斑点が見られる。
この配色パターンは日本の小鳥の中でも特徴的で、
特に腹部の橙色は他のシジュウカラ科の鳥には見られない。

豆知識
ヤマガラの羽色は雌雄でほとんど差がないため、
外見だけで性別を判断することは難しい。
しかし、繁殖期には雄が活発にさえずり、雌に給餌する行動が見られるため、
行動で識別可能である。
また、幼鳥は成鳥に比べて全体的に色が淡く、特に腹部の橙色が薄い。

歴史
ヤマガラと人間の関わりは古く、平安時代にはすでに飼育されていた記録がある。
江戸時代には見世物として大いに人気を博し、
「おみくじ引き」の芸が有名であった。
この芸は、ヤマガラが10円玉(当時は銭)を持ち、鈴を鳴らし、
おみくじをくわえて飼い主のもとに戻ってくるというものである。
このような芸を仕込めるほど、ヤマガラは学習能力が高く、
人間に懐きやすい性質を持つ。
長い飼育の歴史により、ヤマガラは野鳥としては
珍しいほど人懐っこい性格を持つようになったと考えられている。

豆知識
江戸時代の文献には「ヤマガラは三日で人に馴れる」と記されているほど、
その人懐っこさは昔から知られていた。
また、おみくじ引きの芸は現代でも一部の神社で保存されている伝統文化である。
ヤマガラの知能の高さは、道具使用能力にも表れており、
実験では棒を使って餌を取り出す課題も解決できることが確認されている。

分布と生息域
ヤマガラは留鳥として、北海道から九州まで日本全国に広く分布する。
国外では朝鮮半島や中国東部にも分布が確認されている。
生息環境は、山地から平地の広葉樹林、特に落葉広葉樹林を好む。
ブナやミズナラなどの堅果類をつける樹木が豊富な森林を選好する傾向がある。

豆知識
ヤマガラは標高による移動はほとんど行わないが、
冬季には低地の公園や人家近くにも現れることがある。
これは餌を求めての行動である。
また、ヤマガラの生息密度は森林の質に大きく影響され、
ドングリなどの堅果類が豊富な年には個体数が増加する傾向がある。
都市公園でも古い樹木が残る場所では観察可能である。

観察のポイント

識別の決め手
頭部の黒と白のコントラスト:頭は黒く、頬は白い
背中の青灰色:シジュウカラよりも青みが強い
腹部の橙色:シジュウカラ科で腹に茶系の色が入るのはヤマガラだけ
鳴き声:明るく澄んだ「ツーツー」「ピーピー」という声

観察のコツ
冬季が観察しやすい:落葉により視界が開け、餌を求めて活発に動く
ドングリのある場所を探す:コナラ、クヌギなどの堅果類が豊富な場所が狙い目
シジュウカラの声を手がかりに:混群を形成するため、シジュウカラがいれば
               ヤマガラも近くにいる可能性が高い
じっと待つ:人懐っこい性質を持つため、静かに待てば近くまで来ることもある

豆知識
ヤマガラは樹幹を移動する際、上下逆さまになって移動することもある。
これはシジュウカラ科に共通する特徴で、
樹皮の隙間に隠れた昆虫を探す際の適応である。
また、早朝の方が活発に採食するため、観察には朝の時間帯がおすすめである。
繁殖期には樹洞を見つけると巣を観察できる可能性があるが、
営巣を妨げないよう十分な距離を保つことが重要である。

現在の危惧・保全上の問題(2025年時点)
IUCNレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類されているが、
減少傾向が確認されている。主な脅威は以下の通りである。
生息地の破壊
森林開発や環境破壊により、生息適地が減少している。
特に古い樹木が伐採されると、営巣に適した樹洞が失われる。
絶滅危惧亜種の存在
ナミエヤマガラ(環境省レッドリスト:絶滅危惧IB類 EN)など、
一部の亜種は絶滅の危機に瀕している。
温暖化の影響
近年の研究により、以下の影響が指摘されている:

繁殖期の早期化:2100年の高温シナリオでは、
        繁殖開始時期が約半月早まると予測されている
繁殖成功率の低下:気温上昇により雛の生存率が低下する可能性がある
生息環境の変化:将来的には植生がブナ帯から照葉樹林帯へ移行し、
        ヤマガラの生息適地が縮小する恐れがある
これらの問題に対し、温室効果ガス削減と生息地保全が重要課題とされている。
ただし、温暖化の影響については研究途上であり、不確定要素も多い。

豆知識
気候変動は鳥類の繁殖タイミングと餌資源(昆虫の発生時期)
のずれを引き起こす可能性がある。
ヤマガラの雛は昆虫を主食とするため、
昆虫の発生ピークと雛の成長期がずれると、
繁殖成功率が大きく低下する。
このような「フェノロジカル・ミスマッチ」は、
多くの森林性鳥類で懸念されている問題である。

文化的背景
ヤマガラは日本の伝統文化と深い結びつきを持つ鳥である。
芸鳥としての歴史
江戸時代から明治時代にかけて、ヤマガラは芸鳥として広く親しまれた。
「おみくじ引き」「銭拾い」「鈴鳴らし」などの芸は、
その学習能力の高さと人懐っこさゆえに可能となった。

文学・美術での登場
日本の古典文学や絵画にもしばしば登場し、
身近な鳥として親しまれてきた歴史がある。
人懐っこさの理由
長い飼育の歴史により、人間に対する警戒心が
比較的低い個体が選択されてきた可能性が指摘されている。
野生個体でも、他の野鳥に比べて人間に近づきやすい傾向がある。

豆知識
ヤマガラの芸は単なる条件反射ではなく、
問題解決能力を必要とする複雑な行動である。
近年の研究では、ヤマガラは他の鳥の行動を観察して学習する
「社会的学習」能力も持つことが示されている。
この知能の高さが、江戸時代の人々を魅了した理由である。
また、一部の地域では「ヤマガラが鳴くと雨が降る」という言い伝えもあり、
民俗文化にも登場する。

飼育できるか、できるならその方法
法的規制
現代では鳥獣保護法により野鳥の捕獲・飼育は禁止されている。
ヤマガラも保護対象であり、ペットとして飼育することは違法である。

野外での観察・餌付け
飼育は不可能だが、野外での餌付けによる観察は可能である。
ただし個人的に推奨したくない。

餌付けの方法
実施時期:冬季が最適。夏は自然界に食べ物が豊富なため、警戒心が強く成功しにくい
餌の種類:ヒマワリの種、ピーナッツなどの油脂分の多い種子類
餌台の設置:庭や公園に餌台を設置し、毎日同じ時間に餌を置く
段階的な接近:最初は遠くから観察し、徐々に距離を縮める
手乗り訓練:慣れてくれば、手のひらに餌を乗せて差し出すと、
      手に乗って食べることもある

注意点
餌付けは鳥の自然な行動を変える可能性があるため、お勧めしたくない。
食料確保する能力が衰えるため、お勧めしない。
一か所に多数の鳥が来ると、鳥インフルエンザの感染が危惧されるため、するな。
不衛生な餌や過度な給餌により、逆に体調を崩しかねないので辞めるべき。
専門的知識と、統計などの調査の上、適宜に行うことが望ましい。
つまり、素人がやるべきことではない。
野生動物であることを尊重し、捕獲や持ち帰りは絶対にしない。

2025年3月4日火曜日

ジョウビタキ

ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus

分類
スズメ目 ヒタキ科
属名のPhoenicurusはギリシャ語で「赤い尾」を意味する。

予備観察時に、冬鳥の姿が多く確認できたから、
双眼鏡を持って、長玉付けたカメラを持って行ったが、
どういったわけか、ジョウビタキさんにしか出会えなかった。
ただ、サービスしてくれたのか、
近くに寄って来て、いろいろポーズを決めてくれて有難かった。

豆知識
 学名の「auroreus」は「曙色の」という意味で、
オスの美しいオレンジ色の胸を表現している。

ジョウビタキは全長約14〜15cmの小さな冬鳥で,尾の橙色が特徴的.
オスは顔が黒く頭頂部が白銀色で,お腹は赤茶色.
メスは全体的に淡い褐色で翼に白い斑点がある.
日本では冬に渡来し,平地や低山,都市部の公園などで観察できる.
縄張り意識がとても強く,1羽ずつ縄張りを持ち,
縄張り内で「ヒッ、キッ」や「カッカッ」という,
火打ち石を叩くような鳴き声を出して他のジョウビタキを追い払う.

かなり近くにいた


生態
ジョウビタキは伝統的には冬鳥として日本全国に渡来する。
従来はシベリア東部や中国東北部で繁殖し、
冬季に日本で越冬する習性を持っていた。

非繁殖期にはオスとメスともに強い縄張り意識を持ち、
積極的に縄張り争いを行う。
一方で、人に対しては比較的警戒心が薄く、
近距離での観察が可能である。
越冬地では単独行動を好み、一羽ずつ別々の縄張りを守る。

食性は主に昆虫やクモ類で、冬季には木の実も採餌する。
開けた場所や電柱の上、杭の先など目立つ場所に止まり、
地面に降りて小さな昆虫を捕食する様子がよく観察される。

繁殖期には樹洞や建築物の隙間に巣を作り、5~7個の卵を産む。

豆知識
ジョウビタキは同じ越冬地に毎年戻ってくる習性(帰巣性)があり、
前年と同じ庭や公園で観察されることが多い。

形態の特徴
オスの特徴
頭頂部から後頸にかけて銀灰色で、顔から喉、背中は黒色である。
胸から腹部は鮮やかな橙色で、翼には白い斑点が目立つ。
尾羽は橙色で、飛翔時に特に目立つ。
全長は約14cmである。

メスの特徴
全体的に淡い茶褐色で、頭部や背中は赤橙色がかった灰褐色である。
胸や腹は淡い黄色みのある橙色で、
オスに比べると地味な印象を受ける。
翼の白斑はオスより小さく目立ちにくい。

豆知識
翼の白斑は「紋付袴」に見立てられ、「紋付鳥」とも呼ばれることがある。
この白斑の大きさや形は個体識別のポイントにもなる。

歴史
ジョウビタキは日本では古くから知られており、
古名は「ヒタキ」と呼ばれていた。
平安時代の『枕草子』にも登場し、冬の風物詩として親しまれてきた。

名前の由来には諸説ある。
尾羽を振りながら鳴く姿が「おじぎをしている」ように見えることから
「尉(じょう)」という老人の敬称と「火を焚く」が組み合わさったとする説や、
鳴き声が火打石を打つ音に似ていることに由来するという説がある。
また、お火焚(おひたき)の行事との関連も指摘されている。

豆知識
「ヒッヒッ」という鳴き声が火打石の音に似ていることから、
昔の人々は「火焚き鳥」として親しんでいた。

分布と生息域
従来の分布
繁殖地はシベリア東部、中国東北部、モンゴルなどで、
越冬地は日本全域、中国南部、東南アジアである。

日本国内での生息環境
平地や低山の林、公園、都市部など、人里に近い開けた環境を好む。
農耕地周辺や住宅地の庭先でも頻繁に観察される。

近年の変化
2010年代以降、北海道や長野県などで
繁殊が確認され、分布が拡大している。
特に長野県の八ヶ岳周辺では
2010年から数ペアの繁殖が継続的に観察されており、
軽井沢では2017年に繁殖が確認された。
都市部や山麓での繁殖報告も増加している。

豆知識
かつては「冬にしか見られない鳥」だったが、
今では夏に子育てする姿を見られる地域も増えている。
これは生態学的に非常に興味深い変化である。

観察のポイント
鳴き声
冬季にオスが「ヒッ、ヒッ」と繰り返し高い声で鳴いて縄張りを宣言する。
時折「カッカッ」という低い声も発する。
繁殖期にはオスが美しいさえずりを披露する。

行動
尾羽を頻繁に上下に振る仕草が特徴的である。
繁殖期には求愛ダンスのように尾を振る様子も観察される。
開けた場所の見晴らしの良い位置に止まり、
地面を見下ろして獲物を探す行動が典型的である。

同定ポイント
オス: 銀灰色の頭、黒い顔、鮮やかな橙色の胸、翼の白斑
メス: 全体的に地味な茶褐色、淡い橙色の胸腹部、小さな白斑
飛翔時には尾羽の橙色が目立つ

豆知識
ジョウビタキは人懐っこく、観察者の近くまで来ることがある。
じっと待っていれば、数メートルの距離まで近づいてくることも珍しくない。
また、窓ガラスに映る自分の姿を敵と勘違いして攻撃する行動も見られる。

現在の危惧・保全上の問題(2025年時点)
日本国内のジョウビタキは冬鳥として多くの地域で見られ、
現状では保全上の大きな問題は少ないとされている。
しかし、以下の懸念事項が指摘されている。

環境変化の影響
都市環境の変化や農薬使用の影響は注意すべき点である。
越冬地での生息条件が変わりつつあり、
餌資源の変動や生息地の破壊が将来的な脅威となる可能性がある。

温暖化による生態変化
地球温暖化の影響で、繁殖場所や渡りの時期に大きな変化が生じている。
温暖化により越冬地の気候が安定し、
渡りをやめて留鳥化する個体も増加している。
これにより渡りの時期や範囲が変化し、
繁殖期間の延長や繁殖地の北上が観察されている。

従来の渡りルートや越冬地が変化することで、
生息環境の質的変化や外来種との競合の懸念も指摘されている。
今後の分布動態が注目されており、継続的なモニタリングが必要である。

豆知識
温暖化による生態変化は、ジョウビタキの観察記録を通じて、
市民科学として貢献できる分野である。
観察日時、場所、行動を記録することで、長期的な変化の解明に役立つ。

文化的背景
ジョウビタキは日本の冬の風物詩として、古くから和歌や随筆に登場してきた。
『枕草子』では冬の鳥として言及されており、
その愛らしい姿と人懐っこい性格から、庶民にも親しまれてきた。

火打石の音に似た鳴き声は、かまどの火を連想させ、
暖かい家庭の象徴としても捉えられていた。
お火焚の神事との関連も指摘されており、
冬の到来を告げる鳥として文化的な意味を持っていた。

現代でも、庭先や公園で観察される身近な野鳥として人気が高く、
バードウォッチング愛好家にとって冬の代表的な観察対象となっている。

豆知識
江戸時代の絵師たちもジョウビタキを描いており、
その鮮やかな色彩は浮世絵や花鳥画の題材として好まれた。

飼育できるか、できるならその方法

結論
ジョウビタキの一般家庭での飼育は、推奨されず、原則として不可能である。

法的規制
野生鳥獣の保護を目的とした鳥獣保護管理法により、
野生のジョウビタキを捕獲・飼育することは原則として禁止されている。
許可なく捕獲した場合、法律違反となり罰則の対象となる。

飼育の難しさ
仮に適法な許可を得たとしても、
ジョウビタキの飼育は技術的に困難である。
生餌を中心とした食餌管理、適切な温度・湿度管理、ストレス管理など、
専門的な知識と設備が必要となる。

推奨される関わり方
ジョウビタキとの適切な関わり方は、野外での観察である。
庭に餌台を設置したり、水場を作ったりすることで、
自然な状態で観察を楽しむことができる。
これは鳥にとってもストレスが少なく、法的にも問題のない方法である。

豆知識
庭での観察を楽しむには、ミールワームや小さな虫を含む餌台を設置すると効果的である。
ただし、餌付けには賛否両論があり
野生動物の自然な行動を妨げない程度に留めることが望ましい。
人からの餌に依存し、本来持っている採餌能力や生き抜く力が低下する可能性がある。
餌付けによって特定の種が増えすぎたり、生態系のバランスが崩れたりすることがある。
人に慣れすぎて人間に近づいたり、餌を求めてゴミを漁ったりすることで、
生活被害やトラブルの原因になる。
人間の食べ物に含まれる塩分や油分などが、野鳥の健康を損なう可能性がある。

まとめ
ジョウビタキは日本の冬を彩る魅力的な野鳥である。
人懐っこい性格と美しい姿で、バードウォッチング初心者にも観察しやすい。
近年の温暖化による生態変化は、
市民による継続的な観察と記録が科学的に重要な意味を持つことを示している。
野外での観察を通じて、この美しい鳥との共生を楽しみたい。

2025年2月1日土曜日

メジロの巣

【メジロの巣の特徴と観察のポイント】


の構造と特性
メジロの巣は小さくて薄いが、極めて精巧に作られている。
主に細い枝の二股部分に、クモの糸を使ってハンモック状に繊維や苔、樹皮などを
巧みに巻きつけ、椀状に形作られる。
巣の壁は透けるほど薄いものの、
クモの糸の強度によって卵やヒナをしっかりと支えている。

巣のサイズはテニスボールからソフトボール程度である。
メジロは3〜5個の卵を産み、孵化から巣立ちまでには約10〜13日を要する。
巣立ち後には、巣が薄く風通しの良い構造であることがよくわかるが、
これも自然の工夫の一つといえるだろう。

営巣場所の選択
巣は地面から約1メートルの高さに作られることが多い。
この低い位置での営巣は一見危険に思えるが、
実は人の近くに巣を作ることで、
カラスやヘビなどの天敵が近寄りにくくなるという利点がある。
人の生活圏に巣をかけることも珍しくないのだ。

親鳥の子育て
親鳥は巣を清潔に保つため、ヒナの糞を口にくわえて巣の外に捨てる習性がある。
餌探しに忙しい親鳥の羽はみすぼらしくなりやすいが、
それは子育てのために命を削っているサインである。

巣立ちの直前には、ヒナが巣からあふれんばかりに大きく成長し、
巣の底が破れることもある。
それでも無事に巣立つことができるのは、クモの糸の強度のおかげだ。
クモの糸は鋼線の4〜5倍もの強度があり、
巣のしなやかな強度に大きく貢献している。

ただし、梅雨の季節は大雨で巣が崩れやすく、
親鳥にとって大変な時期でもある。

1mの高さ?


観察時の注意点
これらの特徴や習性を知ることで、
メジロの巣を見つけた際に無用な心配をせず、
自然の営みを静かに見守ることができる。
営巣中や子育て中は、遠くから控えめに観察することが望ましい。

ヒナを拾わないで
野鳥のヒナが落ちていると、どうしても保護したくなるものである。
しかし、それをしてしまうと親鳥は諦めてしまうため、絶対にやめてほしい。
日本野鳥の会でも、ヒナを拾わないよう注意喚起している
自然の営みを尊重し、見守る姿勢が大切である。

2023年10月29日日曜日

鳥『稲葉池の様子 20231029』

今年初詣。
稲葉池に行ってきた。
10月の終わりと言うのに、何この暑さ…
カラスは猛禽じゃないかと思う、今日この頃。

トビを襲うカラス、この時期の定番
なんか、今年は変だ。
いつもはもっと遅く来るマガモがいる。
10月のマガモは少しレア

ジョウビタキの鳴き声は聞こえるけど、姿が見えない。
ジョウビタキもこの時期は珍しいなぁ。
カラスが異様に多かった。
ここはハシボソさんが多いのに、今日はハシブトさんが群れでいる。
ケンカなのか、じゃれているのか

​ちなみに今日の最高気温は28度とか。
秋、どこに行った?