オグマサナエ(Trigomphus ogumai)
トンボ目
サナエトンボ科
コサナエ属
オグマサナエ
知る人ぞ知る日本固有のトンボオグマサナエ(Trigomphus ogumai)は、
トンボ目サナエトンボ科コサナエ属に属する、
日本にしか生息しない固有種である。
本州南西部・四国・九州に分布し、岐阜県南部や長野県でも記録がある。
1949年に朝比奈氏によって記載され、
種名の「オグマ」は日本のトンボ研究に貢献した小峰氏に献名されたものだ。
「サナエトンボ」という名前は、細身の体型に由来するという。
トンボ目サナエトンボ科コサナエ属に属する、
日本にしか生息しない固有種である。
本州南西部・四国・九州に分布し、岐阜県南部や長野県でも記録がある。
1949年に朝比奈氏によって記載され、
種名の「オグマ」は日本のトンボ研究に貢献した小峰氏に献名されたものだ。
「サナエトンボ」という名前は、細身の体型に由来するという。
短く激しい成虫期
オグマサナエの成虫が観察できるのは、
4月中旬から6月上旬までというごく短い期間である。
同属の他種より発生時期が1週間ほど早く、
4月に羽化した個体は池周辺の陽当たりの良い土堤や草地で見られる。
繁殖活動は4月下旬に始まり、5月下旬には個体数が減少、
6月にはほとんど姿を消してしまう。
まさに「春限定のアイドル」と言える存在だ。
産卵は停止飛翔で行われ、メスが体を軽く振りながら水面に卵を落とす姿が観察できる。
4月中旬から6月上旬までというごく短い期間である。
同属の他種より発生時期が1週間ほど早く、
4月に羽化した個体は池周辺の陽当たりの良い土堤や草地で見られる。
繁殖活動は4月下旬に始まり、5月下旬には個体数が減少、
6月にはほとんど姿を消してしまう。
まさに「春限定のアイドル」と言える存在だ。
産卵は停止飛翔で行われ、メスが体を軽く振りながら水面に卵を落とす姿が観察できる。
幼虫は泥の中の隠者
幼虫(ヤゴ)は池の底の落ち葉の下や泥の中に潜って生活し、
植物の少ない環境を好む。
水面をいくら覗いても見つからないのは、こうした生態によるものだ。
終齢に近いヤゴは羽になる部分が、
胸の付け根から腹部4節分ほど伸びているのが目印になるが、
種の判別には実体顕微鏡で腹部の棘や斑紋を確認する必要があり、
専門的な作業となる。
植物の少ない環境を好む。
水面をいくら覗いても見つからないのは、こうした生態によるものだ。
終齢に近いヤゴは羽になる部分が、
胸の付け根から腹部4節分ほど伸びているのが目印になるが、
種の判別には実体顕微鏡で腹部の棘や斑紋を確認する必要があり、
専門的な作業となる。
似たもの探し ― コサナエ属の見分け方
オグマサナエはコサナエ属の中でも特に近縁種との混同が多い。
観察会で使える簡単な見分け方を紹介したい。
観察会で使える簡単な見分け方を紹介したい。
まず胸の側面の黒条を見る。
2本あるならフタスジサナエだ。
1本の場合は、肩にある黄色い小斑(前肩条)の有無を確認する。
前肩条がないならタベサナエ、
前肩条があるならオグマサナエかコサナエの候補となる。
2本あるならフタスジサナエだ。
1本の場合は、肩にある黄色い小斑(前肩条)の有無を確認する。
前肩条がないならタベサナエ、
前肩条があるならオグマサナエかコサナエの候補となる。
この2種をさらに区別するには、
オスなら尾部上付属器を横から見て突起の有無を確認する。
突起があればオグマサナエ、なければコサナエだ。
メスの場合は腹部第10節の長さを見る。
オグマサナエは長く、コサナエは短い。
オスなら尾部上付属器を横から見て突起の有無を確認する。
突起があればオグマサナエ、なければコサナエだ。
メスの場合は腹部第10節の長さを見る。
オグマサナエは長く、コサナエは短い。
捕獲して観察する必要があるため、
肩に黄色い点があればオグマサナエかコサナエ、詳しく調べてみるのがよい。
肩に黄色い点があればオグマサナエかコサナエ、詳しく調べてみるのがよい。
静かに進む危機
環境省レッドリスト2020では準絶滅危惧(NT)に指定されており、
福岡県では絶滅危惧Ⅱ類とされている。
湖沼開発や水質汚濁、そして古い溜池の管理放棄が主な要因とされ、
最近は記録自体が少なくなっているという報告もある。
日本にしかいない種であるからこそ、その存在は貴重であり、保護の意義は大きい。
福岡県では絶滅危惧Ⅱ類とされている。
湖沼開発や水質汚濁、そして古い溜池の管理放棄が主な要因とされ、
最近は記録自体が少なくなっているという報告もある。
日本にしかいない種であるからこそ、その存在は貴重であり、保護の意義は大きい。
温暖化との関係
トンボ全体に共通する傾向として、
気温上昇により羽化や出現の時期が早まることが懸念されている。
オグマサナエはもともと4月中旬から6月上旬という短い成虫期しか持たないため、
わずかな時期のずれが個体数に直結するリスクを抱えている種でもある。
気温上昇により羽化や出現の時期が早まることが懸念されている。
オグマサナエはもともと4月中旬から6月上旬という短い成虫期しか持たないため、
わずかな時期のずれが個体数に直結するリスクを抱えている種でもある。
観察会でのポイント
写真撮影には4月下旬から5月中旬が最適だ。
古い溜池のほとりの陽当たりの良い土堤や草地で、
静止している個体を探してみよう。
マクロレンズがあれば、胸側の黒条や前肩条を写しておくと
後で同定の確認に役立つ。
古い溜池のほとりの陽当たりの良い土堤や草地で、
静止している個体を探してみよう。
マクロレンズがあれば、胸側の黒条や前肩条を写しておくと
後で同定の確認に役立つ。
短い春のひととき、池のほとりで静かに過ごすオグマサナエの姿を、
ぜひ探してみてほしい。
トンボに詳しい方と、オグマサナエを探しに。
虫好きな2人で、のんびり散策、撮影してきた。
この人懐っこさで、環境省の絶滅危惧Ⅱ類。
消えて欲しくないトンボ。
![]() |
| 手乗りオグマ |
他には、ニワハンミョウとか、アサヒナとか、
フタスジサナエ(準絶滅危惧)や、
タベサナエ(準絶滅危惧)とかとか
タベサナエ(準絶滅危惧)とかとか
![]() |
| この距離まで近づけた |
貴重な昆虫に出会えた。
だがお前は駄目だ。
一応、市の方へ通報しておいた。
![]() |
| ヌートリア(特定外来生物) |
通報してもおそらく動かない。
詳しい知識を持った人がいないから、とか、
人が少なくて…、とか。
野良猫一匹、処分できない団体だから仕方が無いか。
詳しい知識を持った人がいないから、とか、
人が少なくて…、とか。
野良猫一匹、処分できない団体だから仕方が無いか。


