アサヒナカワトンボ(Mnais pruinosa Yamamoto, Selys)
トンボ目
イトトンボ亜目
カワトンボ上科
カワトンボ科
カワトンボ亜科
カワトンボ属
アサヒナカワトンボ
『近縁種にニホンカワトンボがいる』
アサヒナカワトンボは本州から九州まで分布し,
平地から山地の暖流渓流など,水のきれいな川や用水路に生息するカワトンボ科のトンボ.
体は光沢のある金緑色で,オスは成熟すると腹部に白粉をふき,
羽の色は透明・橙色・褐色の種がある.
オスはメスに対してホバリングして求愛し,夏に繁殖する.
幼虫は1~2年ほど水中で過ごし成虫になる.
見た目での識別は非常に難しく,DNAによる識別が主流.
特徴的には,縁紋が小さく,羽根の先は丸みを帯び,不透明斑が無いか小さく,
胸部に比べて頭が大きいことから区別される.
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天気が悪いと元気が無い |
豆知識
アサヒナカワトンボは昔は「カワトンボ」と呼ばれており,
その分類は変遷が激しく,2000年代に入ってDNA分析により分類が改定された.
アサヒナカワトンボは昔は「カワトンボ」と呼ばれており,
その分類は変遷が激しく,2000年代に入ってDNA分析により分類が改定された.
一般的なトンボ図鑑の見分け方は間違いとされる場合があり,
DNAでの確認が必要とされているため,
アサヒナカワトンボとニホンカワトンボは肉眼ではほぼ見分けられない.
としておくのが無難.
近年の危惧
非常に水質の良い川や渓流を必要とするため,
水質汚染や河川環境の悪化が生息に悪影響を及ぼしている.
環境変化の影響で生息地の減少や個体数の減少が憂慮されている.
一応識別ポイント
翅の色:中部地方〜近畿地方のアサヒナカワトンボのオスは無色透明の翅型が多く,
成熟すると腹部に白粉がかかる.
メスは無色透明の翅を持ち,翅の縁に白い紋がある.
縁紋の形と位置:アサヒナカワトンボは縁紋が小さく,
翅の先端寄りについているのが特徴.
翅の横脈数(翅の結節後の横脈の数):前翅の結節後横脈数が28本以下なら,アサヒナカワトンボ,38本以上ならニホンカワトンボとほぼ断定できる.30本から35本は判別が難しいグレーゾーン.この方法は岐阜県などアサヒナとニホンカワトンボが共存する地域で有効.
体の大きさ:アサヒナカワトンボの方が若干小さめ.
羽化後の白粉の付き方:オスは成熟すると白粉を帯びるが,地域によって強さには差がある.
DNAでの確認が必要とされているため,
アサヒナカワトンボとニホンカワトンボは肉眼ではほぼ見分けられない.
としておくのが無難.
近年の危惧
非常に水質の良い川や渓流を必要とするため,
水質汚染や河川環境の悪化が生息に悪影響を及ぼしている.
環境変化の影響で生息地の減少や個体数の減少が憂慮されている.
一応識別ポイント
翅の色:中部地方〜近畿地方のアサヒナカワトンボのオスは無色透明の翅型が多く,
成熟すると腹部に白粉がかかる.
メスは無色透明の翅を持ち,翅の縁に白い紋がある.
縁紋の形と位置:アサヒナカワトンボは縁紋が小さく,
翅の先端寄りについているのが特徴.
翅の横脈数(翅の結節後の横脈の数):前翅の結節後横脈数が28本以下なら,アサヒナカワトンボ,38本以上ならニホンカワトンボとほぼ断定できる.30本から35本は判別が難しいグレーゾーン.この方法は岐阜県などアサヒナとニホンカワトンボが共存する地域で有効.
体の大きさ:アサヒナカワトンボの方が若干小さめ.
羽化後の白粉の付き方:オスは成熟すると白粉を帯びるが,地域によって強さには差がある.
2025/05/25
岐阜県美濃加茂市山之上町7559番地(みのかも健康の森)
メッシュコード 5337-2002
緯度・経度 35°30'13.8"N 137°01'42.1"E
自分用メモ
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