ヤブキリ(Tettigonia orientalis)5/4
バッタ目
キリギリス亜目
キリギリス下目
キリギリス上科
キリギリス科
キリギリス亜科
ヤブキリ族
ヤブキリ属
ヤブキリ
本州・四国・九州に分布し,主に藪や樹上に生息するキリギリス科の昆虫.
体長は約30mm〜55mm,成虫は緑色が基本だが黒褐色の個体もいる.
幼虫は春から初夏にかけてタンポポなどの花の花粉や葉を食べる草食性だが,
成長すると肉食傾向が強くなる.
成虫は非常に獰猛で,バッタやカマキリ,蝶,蛾,セミなど,
自分と同じかそれ以上の大きさの昆虫をも捕らえて食べる.
飼育下では共食いも見られ,非常に広い食性を持ち,
植物から昆虫の死骸まで食べることができる.
夜行性で夜間に活動的になることが多い.
オスは鳴き声が特徴的で(ジージージーとかジキジキジキジキとか),
メスは長い産卵管を持つため識別可能.
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縦一本模様 二本だとキリギリス |
豆知識
ヤブキリの幼虫は花の上にじっと座っていることが多く,
タンポポの花粉を食べる様子が観察しやすい.
ヤブキリの足の裏には小さなこぶがあり,
枝や葉にしっかりくっつく仕組みになっているため
葉の裏を素早く移動できる.
成虫のオスは夜に独特の鳴き声をあげることが多いので,
ヤブキリの幼虫は花の上にじっと座っていることが多く,
タンポポの花粉を食べる様子が観察しやすい.
ヤブキリの足の裏には小さなこぶがあり,
枝や葉にしっかりくっつく仕組みになっているため
葉の裏を素早く移動できる.
成虫のオスは夜に独特の鳴き声をあげることが多いので,
夜の観察会で聞こえる音として楽しめる.
ヤブキリは非常に獰猛で,自分より大きな昆虫も捕食するため,
藪の中の小さな捕食者として生態系のバランスに役立っている.
ヤブキリは非常に獰猛で,自分より大きな昆虫も捕食するため,
藪の中の小さな捕食者として生態系のバランスに役立っている.
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