ニホントカゲ(Plestiodon japonicus)
有隣目
トカゲ科
トカゲ属
ニホントカゲ
ニホントカゲの基本情報
分布:本州・四国・九州を中心に,日本各地の草地や林の縁,
住宅地でも見られる(日当たりと適度な湿度を好む).
体長:成体は15~20cm前後.幼体は5~8cmほど.
特徴:幼体は黒い体に金色の線+メタリックブルーの尾.
成体では青い尾が褪せて茶色になるが,メスの一部は青さを残すことも.
食性:肉食性(昆虫・クモ・ミミズ・ワラジムシなど).
行動:日中に日光浴(バスキング)し,バランス良く体温調節.
寿命:野生で5~6年,飼育下では10年以上可能.
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陽気に誘われて出てきた♀ |
豆知識
尾の役割:幼体時の「鮮やかな青い尾」は,天敵の注意を引きつける囮の役割.
捕食者が尾を狙っている隙に自切して逃げる.
尾は再生できるが,元通りには戻らない.
再生尾はやや色が異なる.
幼体だけでなく,一部の成体メスでも青い尾が見られる場合がある.
オスは繁殖期になると喉元や腹が赤くなり,婚姻色が見られる.
毒は持たず人に危害なし.ハンドリング(飼育時に持ったり触ったり)は可能.
ニホントカゲは似たトカゲが複数(他にヒガシニホントカゲ、オカダトカゲなど)存在.
頭部の鱗の形で見分けが可能.
最近危惧されていること・乱獲や盗掘問題
かつて爬虫類ペットブームで野生個体の乱獲・盗掘が問題となったが,
近年は注意喚起と保全の取り組みが進む.
一部では地域個体群の減少が見られており,
都市化や生息地破壊による影響が懸念される.
保全の観点から,勝手に野外から持ち帰ることや大量採集は,
避けるよう周知が進められている.
八丈島,九州からの移入個体群が定着しており,在来種のオカダトカゲとの,
尾の役割:幼体時の「鮮やかな青い尾」は,天敵の注意を引きつける囮の役割.
捕食者が尾を狙っている隙に自切して逃げる.
尾は再生できるが,元通りには戻らない.
再生尾はやや色が異なる.
幼体だけでなく,一部の成体メスでも青い尾が見られる場合がある.
オスは繁殖期になると喉元や腹が赤くなり,婚姻色が見られる.
毒は持たず人に危害なし.ハンドリング(飼育時に持ったり触ったり)は可能.
ニホントカゲは似たトカゲが複数(他にヒガシニホントカゲ、オカダトカゲなど)存在.
頭部の鱗の形で見分けが可能.
最近危惧されていること・乱獲や盗掘問題
かつて爬虫類ペットブームで野生個体の乱獲・盗掘が問題となったが,
近年は注意喚起と保全の取り組みが進む.
一部では地域個体群の減少が見られており,
都市化や生息地破壊による影響が懸念される.
保全の観点から,勝手に野外から持ち帰ることや大量採集は,
避けるよう周知が進められている.
八丈島,九州からの移入個体群が定着しており,在来種のオカダトカゲとの,
競合,もしくは交雑が懸念されている.
強調事項:飼育の際はペットショップなどで入手し,
野生個体を乱獲しないことが現在の大切なマナー.
最近の話題・最新の知見
幼体の尾が虹色にも見える個体があり,
その色彩の理由は現在も議論が続いている.
都市部や郊外の公園でも個体が見られる一方,
開発や宅地化の進行地域では減少傾向が見られたりする.
参考にできる話題例
尾の再生についてや,幼体時の鮮やかな色が自然界でどんな意味があるか.
青い尾のままの成体メスに出会えたら観察会のレア体験.
ニホントカゲは「日本固有種」で,世界でも珍しいトカゲ類である.
地域によっては絶滅の恐れがある場所もあり,
乱獲や拾い集めの影響に配慮が必要と呼びかけたい.
強調事項:飼育の際はペットショップなどで入手し,
野生個体を乱獲しないことが現在の大切なマナー.
最近の話題・最新の知見
幼体の尾が虹色にも見える個体があり,
その色彩の理由は現在も議論が続いている.
都市部や郊外の公園でも個体が見られる一方,
開発や宅地化の進行地域では減少傾向が見られたりする.
参考にできる話題例
尾の再生についてや,幼体時の鮮やかな色が自然界でどんな意味があるか.
青い尾のままの成体メスに出会えたら観察会のレア体験.
ニホントカゲは「日本固有種」で,世界でも珍しいトカゲ類である.
地域によっては絶滅の恐れがある場所もあり,
乱獲や拾い集めの影響に配慮が必要と呼びかけたい.
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この娘の尻尾は普通だった |
知りたい人居るから,これ書いておかないと.
必要な飼育環境と用品
必要な飼育環境と用品
ケージ(ケース)
単独飼育が基本で,45×30cm以上の広さが理想.
蓋は必須.
蓋は必須.
多頭飼いは基本的に不可(オス同士は激しいケンカになる).
床材
床材
軽石+用土(屋内5cm、屋外では8~10cmほど).
ハスクチップやバークチップ,腐葉土,市販ソイルなども可.
水場・隠れ家
水場・隠れ家
溺れない浅さで清潔な水が常に飲めるようにする.
シェルターや流木,人工水草を設置し隠れ場所を作る.
バスキングスポット/紫外線ライト
バスキングスポット/紫外線ライト
屋内ではバスキングライトと紫外線(UV)ライトが必須.
屋外飼育で直射日光が適度に当たる場合,UVライトはなくても可.
温度と湿度管理
温度と湿度管理
活発になる温度:27℃前後(バスキングスポット35℃程度)。
繁殖や産卵時は25~28℃・湿度70~80%を保つ。
夏場の直射日光で熱中症に注意、明るい日陰が安全。
餌と与え方
主食:生きたコオロギ,ミルワーム,ワラジムシ,クモなど.
与える頻度と量:幼体は毎日,成体は2~3日に1回.人工飼料も慣れれば可能.
カルシウム(爬虫類用サプリメント)を振りかけて与えると,
クル病予防にも効果的。
カルシウム(爬虫類用サプリメント)を振りかけて与えると,
クル病予防にも効果的。
換気・清潔等の管理
水やり・餌皿は定期的に洗浄し,床材も定期的に交換.
ハンドリングは最小限,ストレスを与えないことが大切.
冬眠・冬季の管理
冬は冬眠することが多いが,無理に冬眠させず暖かい室内での越冬も可能.
冬眠させる場合は静かで温度が安定した場所に.冬眠中は絶食状態でもOK.
注意点とアドバイス
小さなベビー(青い尾の幼体)は飼育の難易度が高いため,
体力がついたある程度成長した個体が望ましい.
体力がついたある程度成長した個体が望ましい.
脱走・落下事故に注意しケージの蓋はしっかりと.
持ち帰りは現地ルール・保全意識を守って,なるべくショップ等での購入を推奨.
まとめ
ニホントカゲは「温度・湿度」「隠れ家」「バスキングと紫外線」「適切な餌」
の4点をおさえれば,長寿もめざせる爬虫類.
野外採集個体は避けて正規ルート入手を心がけ,
快適な環境づくりを徹底することをお勧めしたいけど,
やっぱり小さいお友達には,実際に捕まえて欲しい気もする.
の4点をおさえれば,長寿もめざせる爬虫類.
野外採集個体は避けて正規ルート入手を心がけ,
快適な環境づくりを徹底することをお勧めしたいけど,
やっぱり小さいお友達には,実際に捕まえて欲しい気もする.
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