2024年11月24日日曜日

シン・自然観察倶楽部『ツキイチ観察会 11月24日』

いきなり寒くなって、着ていく服に悩む。
前調査で、スミレが咲いているというので、
暑いのか寒いのか…

今日の散策コースは、どんぐりやコバノガマズミ、
サルノコシカケや、トキリマメなどが見られる。

いつもと違うコース

いつもと違うコースだから、
眼に入るものが違う。
植物も、鳥も、昆虫も。
ヤママユかな?

コバノガマズミは、滋養と美容に良いと言うわけで、
お持ち帰りする人も。
焼酎に付けるそうだ。
冬鳥の食料になるので、あまり採りすぎないように。
よく似たものに、有毒なヒョウタンボクやカンボクやドクウツギに注意。
サルノコシカケの仲間には、漢方薬になるものがあるけど、
食用には適さない。
サルノコシカケ

スミレ、咲いてるねぇ…
今年は夏の後秋と冬を飛び越して、
一気に春になったのかなぁ?
露出間違えた

少し早めに終了して、お昼ご飯を食べた後は、
この近くにアカボシゴマダラの幼虫の生息が確認された、と言うので、
観察しに行くことにしたんだが、そちらのほうが凄かった。
ほんの数メートルの間に、それはそれは楽しい世界が満ち溢れていて、
午後の観察会補講のほうが楽しかったことは内緒の話。
荷物になるからと、
車に一眼レフを置いて行ったことを、後に悔やむことになる。

いきなりナガコガネグモの卵嚢を見つけたけど、
残念なことに中は空っぽ。
巣立った後だった。 
大きなものが2個。
持って帰っても面白かったかもしれない。
糸とか顕微鏡で見てみたかった。
この時にカメラを取りに戻るべきだった

アカボシゴマダラの幼虫は一本の木に十数頭いるようで、
数えただけで8頭。
特定外来生物なので持って帰ることはできないし、
持って帰っても餌が無い。
いっぱいいる

ネットで見たり、話に聞いていて、
いつか実物を見たかったものがあった。
ボーベリア菌に侵されてお亡くなりになったカマキリに会えた。
寄生って悲しいくらい美しい。
感染力が強いので
昆虫を飼育している人は触っちゃダメ

奇麗なゴミグモも見つける。
お掃除好きなのか、網にごみが少ない。
まだこの時期は小さいなぁ。
大人になるとかっこよくなるんだよなぁ。
ゴミが少ないゴミグモ

ヒカゲノカズラによく似たミズスギ。
ヒカゲノカズラの仲間だけど、日向が好きなようだ。
数が増えたのか、生息地の確認数が増えたのか、
岐阜県では絶滅危惧種Ⅱ類から外されたようだ。
良いことだ。
絶滅危惧種だったミズスギ

道路のど真ん中の、
アスファルトの割れたところから、スミレが顔を出していた。
スミレは『隅』に咲くからスミレなのに(笑)
強し

国産クレマチスのセンニンソウも種子を付けてた。
夏真っ盛りに白い花を咲かせ、香りもあるので、
庭木に植える人もいるけど、
茎や葉の汁は有毒で、かぶれたりするので注意。
可愛い花なのに、恐ろしい子。
名「ウマクワズ」毒が強くて、
馬や牛が絶対に食べないことから呼ばれているらしい。
綿毛が可愛い

それを君は食べてしまったのか?
と問いたくなる骸とヒメアカネ。
こんなのがあるなら、車から一眼レフを持って来れば良かった。
悔やんでももう遅い…。
あぁ、残念。
足元がぬかるんでいるから、これ以上近づけない。
長靴も車の中だ…
これ奇麗に撮っておきたかった

あと、走っていく蜘蛛とか、川の近くに網作っている蜘蛛とか、
ヤブランの実とか、虫害で青くなった山葡萄の実とか、
慌てて逃げるヤマカガシの幼蛇とか、
ムネアカハラビロカマキリの卵嚢とか、
100mほど歩いただけで、いろんなものが見つけられた。
今週末、一眼持ってリベンジしてくるか…
魚眼で撮ってみたいもんなぁ。

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